■   村上亜沙美様  (2025年4月24日) 
4月19日 Eメールありがとうございます。

親離れの第一歩スタートですね

息子さんも小学校になじみ、個性を発揮ふるまっているとのこと、登校拒否児にはならない社会性を身に付けているようです。「みかわや」さんの活動や両親の友達との交流に参加されていますので、大人びた小学生ですね。

小学校から高校までは日本の社会に適応できる人間となす。それは義務教育の目的でしょうから・・・「い」の文字、教科書になぞり現況の社会に有用な機械人間に教化する。日本政府の教育の目的の一つなのかもしれません。

亜沙美さんのDNAを引き継いでいるでしょうから、子供のころから上手に対応し、やがて世界各地にとびだし、闊歩しながら地球上の人々を相手に仕事や活動できる人間になるんでしょうね。とりあえず、現状の義務教育現場から被害をうけないためには、親は守りながら時々学校はサボらせ各地の暮らしぶりを体験させ、いろんな人間がいていいんだと、観察させることが有効かもしれません。

「果てしなく壮大な夢をいだきつつ」この10年ほどの、大学入学までどのように成長しつづけるのか楽しみです。

■みかわや新聞や街角製本所

次回は佐藤さんにもぜひ寄稿をお願いしたいです。←字数と要望を教えていただければ拙稿をおくります。


生地を買ってきて、と頼まれ
ネコ柄の生地を見つけましたので、3種類
手縫いで仕立てて着てます

■福島の生活

・・・・自分の手を動かして何かをつくる、というのは何か特別な力があるように思えます。わたしも大きな紙と布と針と糸、ハサミをテーブルの上に置いて設計図など書かずに好きに本をつくると、凝り固まっていたいろんな言葉や決めつけていた出来事がいつの間にかなくなって、空っぽになれます。身体や頭が空っぽになって手の中では何かできている、というのは不思議な満足感があります。

世界に一着しかない洋服をつくりそれを着てあるくのが好きだ、と言ってます。小学校前から洋裁や編み物をして、子育ての時期は親戚から背広などの古着をもらい解体し、同じように仕立てた服を作って着せてました。(右欄参照)
靴下と靴以外は妻の自作です。


・・・献身的に奥様に寄り添って、生活されている佐藤さんの様子を想像するだけでじんとしてしまいます。佐藤さんも無理せずに、穏やかで健やかな生活を過ごしてください。写真のおはぎとお蒸し、とてもおいしそうでした!

妻は飯炊きをしなくなったので、長年飯炊いてきたのでもう家事はやらなくてもいいでしょうね。私は、なにもやることもないので、飯炊き爺さんと、散歩を兼ね食材の買い出しをしています。

おはぎは小豆を焚いて甘味を抑え作り、薩摩芋などと食べるのが好き。・・・そうだおはぎを作ってみよう、と思いおふかしついでに作りました。好評だし、美味いので週一は「おはぎ+山菜おふかし」食べてます。



1981年横浜

大室美術館に行かれるんですね、わたしと杜歩も一度辻くんについて行ったことがあります。
辻さんと大室さんが仲良しだとは知らずに、大室入門を始めました。大室さんとの交流も15年ほどになります。三重に落ち着いて10年だそうです。今年度から県滋賀大で西洋建築史を教え始めたとのことです。私設の公園と美術館を5月16日から観にいきます。
現在、娘が連休前に帰国するので便乗宿をさせてもらいつつ、5月10〜19日まで(前半は東京漫遊)の活動計画を立てているところです

「大室祐介入門」も「竹山友陽入門」もたのしみにしています。

大室入門は建築系なのでスムーズにスタートしました。

5月19日浜松市に寄って「竹山さんを聞き取りするつもりですが・・・・竹山入門はどうも雲行きが怪しい・・・予定が定まらない・・・今回は下車しないかもしれません・・・無理せず気長に対応します。竹山さんはラジオで多くを語っているので主要なテーマは聞いてみました。新しい切り口で記録できたらいいのですが無理かもしれません。

「辻琢磨入門」をどうにか本にしたいなとずっと考えているのですが、膨大な文字量と情報になかなかしっくりくる形がみつからずにおります。
web版、辻琢磨入門は書籍にしなくってもいいのではないでしょうか、本にするなら短く書き直すか、抜粋するかですかね・・・。

3種類の生地の一つで提灯袖のワンピースを手縫いし帽子も縫ってました

今年も田植えの手伝いに栃木に帰ろうと思っていたのに、両親から連絡がきて「もう始まったし、ゴールデンウィークには終わってるよ」と冷たく言われてしまったので、今年の連休は浜松でのんびりしようかなと思っているところです。


田植えできず残念ですね。浜松も面白い場所も事物もたくさんあるのでノンビリするのはいいのではないでしょうか・・・。

今月初め栃木市出身の立松和平著『遠雷』4部作を県図書館から借り読みました。立松さんは4才年上ですが、宗教につっこんでいくのは年の差以上に違う考え方の一つでした。映画『遠雷』は〆かた以外はいい。農村が都市化するときに翻弄される農民を描いた作品として好い一例だと思います。

大室さんが卒業した多摩美大を調べていたら、リリーフランキーさんも5年かかって多摩美卒だとしったので、彼の『東京タワー オカンと、ボクと、時々、オトン』を借りてよみました。母と息子の愛情と、そして亡くなった母を弔うとは一冊の本を書くことだな・・と教えてもらいました。

私はリリーさんのように母親とは愛情と縁が濃くはない、かなり薄い息子なので、こういう息子と母親の関係もあるのか・・と知りました。

私の今後の一年間は、3本ほどつづけている「○●入門」を記録することと、1980年代に交流していた、勅使河原三郎さんの東京公演を観に行くこと、映画を観てweb感想録を公開することです。

便利な世のなかです、いつでもワイワイできるので、webでも、対面でもワイワイいたしましょう。

佐藤敏宏 2025年