「Fukushima Gofuku Remains」  護福まちづくりの順序     (2023年5月5日〜) 

2023年5月22日佐藤作成  順序へ Fukushima Gofuku Remains
 づくりの段取り
100年後 200年後

福一廃炉工程にある理屈と文化の対立によってできる溝に堕ちることを防ぎ
                自らを相対化し観察する知恵を見失わないために

■「護福まちづくり」案をつくった理由

福一原子炉の廃炉に伴う核種の廃棄物の処分にあたって生まれてしまった多種多様な対立は、文化と理屈の対立で解決が不可能な問題だと佐藤は想っている。だから日本人が身に付けてきた文化的価値観を棄損する、あるいはそのような行為に加担抵触する問題としてとらえたい。

この点を押さえつつ福島原発の廃炉工程を作成してゆかねばならないだろう。理屈と文化の対立だという態度を身に付けて語り合う。その態度をもって福島県被災地域やそれに属する関係者との交渉にあたることが肝心なのだ。そうしなければ双方が溝に堕ち、あるいは暗礁に乗り上げこれまで同様「構造災害だ!」と言い募るだけで終え、いままでのように問題を先送りし続けてしまうだろう。

したがって、くり返しになるが、福一、福二の廃炉にあたって生まれる核種廃棄物の処分に際しても、この点を含みおき語り合を続けることで、日本人が自ら犯した過ちを問い、観察記録し、相対化の視線を身に付ける、そのような機会を不幸中にあって幸運にも得たのだ・・・という態度に改めるべきだろう。

この12年の間、複雑に絡み合い続け混乱した糸、それを解くための第一歩として対話するための道具の一つが「護福まちづくり私案」である。

福一、福二の廃炉によって起きている数々の問題を理屈で解決処理しようとすることは禁じ手である、そう何度も肝に銘じたい。そうして「護福まち」づくりの順序を想うことにしよう。

廃炉にともなう廃棄物は「その他の廃棄物」(エネ庁分類)が圧倒的に多量であろう。しかし 廃棄原子炉の廃棄物を転用することは可能であろうか?否である。それは人間の肉は栄養豊富だから死人の肉を解体して食べるべきだ・・・と唱えると同質に想える。日本人がつくりあげてきた食文化のもとでは誰も人肉を食することはない。同様に廃炉工程によってうまれ出てしまう多量の廃棄物は有用このうえないから活かそう、・・そのような理屈をもって解決しようとすると、常に福島県や地域に根ざして生まれ継いできた文化観、先祖伝来の土地観を穢すことになる。福島県の文化を棄損する問題を発生させることになる、そうのように偏差値高い系、あるいは意識高い系の人々は思い至るべきだろう。



福島県以外の地に廃棄することも転用することも同質の文化観を棄損する行為なので不可能であろう。権力者や政府は、3・11において福島県被災民は「全て金目でしょう」と環境省大臣が言い放ったことを思い出してもらいたい。あのように安直にお金の束の山で頬を叩き続けながら日本の津々浦々に廃棄物保管場を探し当てようとしても、永年のあいだに培われた日本人の美意識と文化観をもって許されることはない。いくら時間を重ねて対話しようとしても許されることはない。

戦後民主主義という強権をもって押し切り解決することがあるならば、政治と政府・行政への不信が増大し、今後一層、日本に芽生たばかりの民主主義に重しを載せるだけであり、敗戦時におきたと同様の歴的史な汚点を更に加えるだけになる、そう佐藤は推測している。

現在、フクシマの地に暮らす人々が今とは違う価値観を身に付け暮す日がやって来るまで、最低の年月であろう300年間・・・保管し続ける覚悟をもってしか・・・敗戦(昭和初期)以降に始まった人々の精神の荒廃という坂道を下り続けるだろうが、その時間の倍を費やすことでしか、フクシマの復活の路はないと仮定したのである。

したがって福一、福二(福島県双葉町、大熊町、富岡町)の敷地内に、これまでの原子炉運転期と事故に関連して生まれた多量の核廃棄物などを保管し続けることが最も抵抗も少ない、解決手法の一歩だと思われる。

福一、福二の東電用地内に全て保管すること以外に無いな・・・と日本人の多くは思っているだろう。しかしそれも可能性がほとんど無い。その理由は2023年5月現在、WEB地球儀地図などを開き見るかぎり、F-1敷地内は汚染水用タンクなどの施設で溢れているからだ。口汚く言えば3・11によって生まれた、原子力事故・人災のゴミで溢れかえり、足の踏み場さえ無い・・・といった様に見える。東電敷地内にはもはや保管する場所がないといえるだろう。


これらの問題をどのように乗り越えるのか?海洋放流など強行すれば、更に福島県の漁業文化をも棄損する行為となり、そんな愚行を犯してはならないのはいうまでもない。

保管地がない、それが現在の課題の一つだと考え、東電敷地内保管の代案として、護福まちをつくると同時に保管庫を造営し、2023年以降の廃炉にともなって発生する廃棄物と共にストックする。そのような私案としたい。

このような第一歩を踏み出さなければ、福島県民が望む福島原子力発電所の廃炉は10万年間を待っても完遂しないだろう。(勿論デブリが安全に取り出せる技術が確立するのか?おおいに疑問ではある)と、そう佐藤は勝手に思う。

私案を提示することによって多くの議論がおき、対話が生き返ることを願いたい。

私案は福島県民が理解しやすく、もっとも同意を得やすいだろうとの推測でつくったつもりである。

さらに「電力県ふくしま」を旗印に率先し県政を運営し県民を豊かな暮らしへ導こうとした先人たちの行っていた、あの姿を忘れてはならない。さらに加えれば敗戦後なぜ?このような世界史と日本史に記されるほどの最悪手を歩んで刻印してしまったのか?その点も振り返りつつ、自らを相対化する考え方を身に付けながら、地球上の人々のこれからの営為にも貢献したいもである。

今はそのような考え方を得る、希貨を得るための困難な路に立ったのだと思いたい。ここにある「フクシマグランドゼロ、どん底の地(新荒野)」は先人たちが今を生きる私に与えた思考する大地へと、黒い遺産が生まれ変わるための新荒野なのだと考えることにしたい。(2023年5月吉日)


■予備知識 廃炉とは何か  核燃料物質使用者(政令第41条非該当)に関する2020年4月施行予定の法改正事項

絵: 廃炉ってどんなプロセスをたどるの? 「廃炉ときまったらどんなことするの?」規制庁HP 

 使用済み燃料の搬出→ 汚染状況調査→ 除染→ 周辺設備の解体→ 原子炉などの解体→ 建屋などの解体


絵:資源エネルギー庁の絵をもとに書き込んだ

資源エネルギー庁HPコピーより 11万キロワット廃炉の場合 1.3万トン コンクリート比重2.4として 7700立法メートル以上の体積だろう・・・。
■110万kW級の「沸騰水型軽水炉(BWR)」・・原子炉を解体・・・・・・ともなって発生する廃棄物、約93%が放射性廃棄物ではない廃棄物(産業廃棄物)、「クリアランスレベル」に相当する放射性廃棄物は約5%、「低レベル放射性廃棄物」にあたるもは2%・・内訳。

参照 Fー1発電量 電気出力(万kW) 1号炉 46.0 2号炉 78.43号炉 4号炉 78.4 5号炉 78.4 78.4 6号炉110.0  東電HPより
        営業運転開始 1971/3  1974/7  1976/3  1978/10  1978/4  1979/10  



護福まちづくりの順序 


2023年


汚染水海洋放流への対案私案

(東電廃炉 中長期ロードマップ

@によってしょうじた汚染水で練り込んだコンクリートブロック製造開始
         仮置き場が決まるまで仮仮置き場に保管しつづける

話し合い合意後に関連死者数2320人に合わせ慰霊柱2320本を造る。基礎石としても活用
        慰霊柱は東西南北50m間隔とし幅500m長さ約7Kmほど(作成中予想図へ)
2023年10月〜

F─1、F−2について廃炉作業@〜Cにしょうずる核種廃棄物の種別とそれぞれの量などを把握する

福島県内に保管する1分類〜3分類までの量は東電が決めるのだろうが、敷地内には@汚染水タンクが林立し他の廃棄物を保管する余地が無いのでは?・・・)



「護福まち造り」による各種廃棄物保管方法は順をおって以下に示す


(右絵:原子力委員会サイトより 注:削除される可能性があるのでデータ保管要

護福まち保管庫に保管予定@〜Cに既にある廃棄物

1分類 使用済み燃料(乾式保管庫とキャニスター)佐藤私案予想図へ
     50年間ごとキャスク、あるいはキャニスターに入れ替える必要がり、その廃棄物も

2分類 F-1 F-2廃炉で出る(F−1汚染瓦礫量不明)

3分類 同上 その他の汚染廃棄物 93%
@〜C廃炉によって今後、発生する廃棄物



1分類 汚染コンクリート瓦礫 約5%
2分類 放射性廃棄物 約2%
3分類 そのたの廃棄物

(エネルギー庁の廃炉は・・・)


護福まち=Fukushima Gofuku Remain
s
 づくりの段取り

2031年 護福神社 仮置き拝殿つくり着手
佐藤私案 完成予想図へ

2041年

D@汚染水 対応

Gofuku Pyramid10基

2320本の関連死者のため慰霊柱づくり開始

佐藤私案 12万立法メートル最終処分の様子を示す概略図へ
 

(環境省が把握する中間貯蔵施設。
 そこにある汚染土等1167万立法メートルの最終処分地・10箇所の最終処分地を造る私案
護福まち予定地の一部地形測量を始める
最終処分場決定に合わせ 仮置き社殿を「太陽の路」上で護福まち全体を見張らせる山中に設営
完成予想図へ


護福まち保管庫設計図作図開始

国土地理院地 10mメッシュ図でもあらましの地形高低などの情報を得ることができるので、それをもとに予想図などは作成できる。

佐藤私案 護福まち保管庫予想図へ

護福まち第一期土地整備工事に着手
ここでしょうじる、土、岩、樹木などの廃棄物はGofuku Pyramid10基の基盤として活かす
一方、樹木などは汚染の度合いを確認し腐葉土化するためにストックする。100年後には佐藤私案の北辰大路まち「家シェル樹」の外壁に造る都市農業用地に使う

2111年3月11(100年後)

福一福二廃炉作業を開始しつつ

@〜C
保管庫づくり
・Fukushima CosmosEggの基壇造り着手
・南北護福まち保管庫築造開始
・北辰大路まち保管庫用土地造成開始

Fukushima CosmosEgg 二つの卵づくり私案予想図へ

南北護福まち保管庫私案予想図へ


・北辰まち造成にともなう残土、樹木などはGofuku Pyramid10基の基盤づくりに用いる

2131年3月11日
(120年後)

 護福まち造り「陸の拝殿移築造営」

Gofuku Pyramid10基完成

陸の拝殿私案へ 
2133年3月11日(122年後)

南北護福まち居住棟造り着手
南北護福まち居住棟私案へ 
2161年3月11日(150年後)

北辰大路まち 保管庫着手

北辰大路まち保管庫予想図へ
2181年 (170年後)

北辰大路町居住棟造り開始

北辰大路まち居住棟予想図へ

2211年3月11日 (200年後)

Cosmos Egg 造営開始
「Cosmos Egg」 完成予想図へ


2323年3月11日 

ふたつのCosmos Egg 完成


護福まち全体完成予想図へ

以下 参照図

大量の汚染水が発生する仕組み(東電資料) 2013年8月25日原子力学会の集会にて入手