BOX12編 2002年4月17日放送 4月10日放送分へ
高 福島市のOさん、こんな家に住みたい。土地を有効に使いながらLにこだわって作った。面白いナーと思いましたよ。好きに自由に遊びを取り入れられるのはオーダーメードだからなんですよね。というふうにLの家。
浜、今週は第二弾Lばんみみより情報 は荒井さんです
律 今日の耳より情報もその第二弾ということで、建て主さんの生活にあった建物を紹介していきます。先週のLの家。・・お値段、高橋さんも非常に気になっていたようなんですが天文学的に信じれないほど高いわけじゃないんです。延べ床面積133平方メートルで、設計料、建築費すべて込み込みで、3千万ぐらいというころなんですね。ですから木造建築と比べて信じられないくらい、高いというわけではないんですよ。
さて、今回はですね・・この建築にしたら、お金がたまってしまったという、
パワーを呼ぶ、そんな建物をご紹介しましょう。
この建物は福島市の曽根田にありました。こちら実はお家ではなくて、税理士さんの事務所です。
依頼主は税理士のNさん。
ごくごく一般の税理士さんですよ。こちらを建てたのは
建築家の佐藤敏宏さん。大変ユニークな方です。
注目は中二階の右上の障子。
浜・・はい
律 佐藤さん、あちらの障子とうしてあんなふうにくり抜いてあるんですか
S あれは建物の平面図をそのまま障子の絵柄にしたんです。あの丸いところは向こうの食堂の丸い部屋で、全体のうねうねってなってるのは外壁のラインです。
律 佐藤さんくり抜かれていては・・丸見えなんじゃないですか
S これは休憩室なんで下から見えなきゃいいわけで、上からは積極的に見えるようになっている。
律 あ・・たしかに・・なかに人が
調子にのって障子のアナとリッチャンと握手してる佐藤
律 Nさんここ寝室だったんですね..Nさんここで休憩されて不自由ないですか
n えー別にありません。ここから下のほうが見えないので、ゆっくり休めます
律 なるほどねぇー
ほらNさんが休んでいても、下から見えないでしょう・・で人の気配が分かる。こういう仕組み。
高 ・・あー
☆2階通路の場面に変わる
律 こちらの・・
s 廊下ね
律 廊下というかベランダというか通路というか・・一寸このー狭いんですよ。どうしてココが狭いの・
s 仕事やる人はスリムじゃなければイケナイと思うので
律 え・・エッヘッヘ・・
s ここを通れなくなったら引退ししなさいという、仕事やめろという
高 anawa−
s 気合いの入った廊下
高アナ 笑う
s 通れないですか
律 通れました・・余裕で通れましたね これ通れなくなったらダメヨーって言う
s これ通れなきゃ、あれなんですか貴乃花・・ああいう世界、なんとか部屋
律 何とか部屋ね
s 会計事務所やめて何とか部屋に行かなきゃイケナイ。というチェックに向いてる廊下です
浜 アナ大声で 笑う
律 余計なお世話という気がしないではないですけども、しかしこの先にも工夫があったんです。ここ書庫になっていていまして書類を保存しておく場所なんですが・・下の様子をみられるんです。お客様来てもすぐわかると。
律 お待たせしました。問題のお金の貯まる事務所の秘密。それはこの外側かいら見て、駐車場の上にありました。
律 これは一体なになんですか・・日除けにもなってないし
s そ
うですね。こえれは貝殻の筋だけ残して、熊手に変身しちゃったっていう、大型熊手ですね。
律 なんで熊手なんですか
s 熊手っていうのはいろんな物をかき集めて、商売繁盛させるって言うのがあるじゃないですか。
律 はい
s お客様はみんな商売やっている人が来るわけですから、お客さんの商売が繁盛
するように縁起をかつぐっていう、みんなで商売繁盛するようにね・・会計事務所ですから、みんなが繁盛すると、自分も繁盛するっていう、そういう感じでいいんじゃないでしょうかね。
律 このような説明だったんですけれども、私が思うですね、
オシャレで
とても居心地がよくて、遊び心があるので、それでお客さんが集まって来るんじゃないかなーと思いましたよ。さ・・みなさんに感想を伺ってみましょう
nさんのインタビューの画面に変わる
律 まず N さんに
この建物をこういうふうにした、佐藤さんにお願いしたことによって、なにか一番大きく変わったっていうてん
n そうですねー仕事が楽しくなったということですね
律 熊手がついて・・
n n さん笑う
熊手で千客万来・・沢山お客さんが来るようになって、お客さんが儲かるようにっていうことらしいですけれども、その効果はあったんでしょうか
n あったと思いますよ
律 では一緒にお仕事をされてる奥様にも伺いました
N奥 自分たちも、結構満足して、仕事をしやすいし、あと・・お客様も床暖とか快適なので、喜んで来てくださるっていうか・・そう点で良かったと思います。
律 はい・・いかがだったでしょうか。建て主さんはごくごく一般の税理士さんなんですよ。建物が非常にユニークになってお客さん沢山集まって来ます、というわけなんです。いかがだたでしょうか・・佐藤さん面白い方でしょう
浜 エーホントに・・えーユニーク
律 ユニークでアイディアマンで・・いろんなこと考えて・・
浜 事務所に障子があるもの変わっていると思ったんですが、上があんなことになってました。
律 建物の記憶をどこかに、目にとまるところに残して置きたい。それによって建築家と建て主さんののつながり、建物の記憶。っていうのをのこして置きたい。ということなんですよね。ロマンチストですよね。熊手形の日除け・・日除けになってないなかったですよ
浜 アナ笑う
律 アレだって、季節や時間によって、影が出来ますよね、
ストライプの影が。アレが微妙に変わっていくんですよ。とってもロマンチックなんですよ
浜 楽しい部分もあるかもしれないですよね
律 ところでこうしたユニークで素敵な建物にはある秘密があるんです。この建物には徹底した、佐藤さんと建て主さんとの話しあいがあるんですよね。佐藤さんは自分のことを建築イタコなんていうふうに言っておりましたけれども、とにかく話しあいをする中でその人がほんとに求めているものはなんなのか、言葉の外側にあるもの、これを感じ取って実際の形にするのが必要なんですね。
これなの、これなんの泡だと思いますか。なんの丸だと思いますか
浜 照明器具
高 口角泡を飛ばす
律 そ・ここ会議室で談話室だから、口角泡を飛ばす。そういうイメージで丸の模様をね
高 いろんな論議をドンドンしましょうよという、そういうことですね
浜 ハあー
律 面白いですねー
浜 曲線が多いのが暖かい感じ。コンクリートって冷たく感じるでしょう。わりとアーチがたになっていたり、今のまるがあったり。曲線というのは暖かい感じがしますよね。
律 そうですねぇー。私も気が付きませんでしたけれども、そうかも知れませんね。でしかもこの建物にしたことによっても、野尻さんご夫妻にも・・
浜 まだ・
律 想像もつかなかったことが起きたです
浜 なになになに・・
N奥 長く時間ここで過ごすのがみんな好きだっていうことと、あと娘もおりますが、息子がまだ学生なんですけれども・・この事務所だったら・・生意気に、跡を継ぎたいなと
浜 おーーっ
律 嬉しいですね
N奥 そうですね。
律 息子さんが戻って、将来・・
税理士の勉強をしてる息子さんが戻って来てもいいと、戻って来たいと。いう風にいっているんですよね
高 何よりですよね
律 建物にはそのぐらいのパワーがないとダメなんだと。いうのが建築家の佐藤さんの自論なんでけど、実際
ほんとに人を動かす力があるんだなと・・ほー・・つくづく感じました。
浜 インテリア関係は佐藤さん・・なんですか椅子とか一寸変わってますよね
律 そうですね・・椅子。ヨーク見てますねー。
浜 好きなんですよ・私、あの貝殻みたいな雰囲気素敵ですよ
律 アレは見つけて来た椅子。丸くね・・口角泡を飛ばすように・・
浜 えー・・佐藤さんが
律 穴を開けたんですよ。
浜 えーえーーすごーい。
律 変な形の平面図の障子ありましたでしょう。あれも建具屋さんに頼んで
浜 へー 佐藤さんご自身が パワーがある
高 だけど熊手がどうのこうのじゃなくて、たぶんね、ぱーってあういう家になると、自分の気持ちがもーサー頑張ってみようかなって気持ちになると、お客さん増えますよね。いい雰囲気に成りますから。
律 Nさんご夫妻も仕事が楽しくて家に帰りたくないって、おっしゃるんですもん。
浜 事務所ですからね
律 事務所でバリバリバリバリ長時間仕事がしたいと
浜 へぇーっ
律 建物にパワー・驚きました・・・
●以上
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